基本構想

基本構想

基本構想

紫式部がこよなく愛した草花たちを、
千年の時を経て今に甦らせ、
千年後の未来へと繋げよう。

京阪石山寺駅から石山寺へと続く表参道は、2012年に景観上の懸念となっていた電柱が地中化され、歩車道を区分するための紫に色付けされた歩道が整備されました。しかし、残念ながら緑地帯は県道沿いに桜並木とヒラドツツジを周囲に列植しただけになっており、観光地として充分に表参道の魅力を活かしきれていません。

そこで「石山紫の道」推進計画では、7つのキーワードとして「紫式部が生きた平安時代」に想いを馳せつつ、「人と自然との共生」「絶滅危惧種等の保全」「人と人との繋がり」「水辺での生物多様性」「歴史文化の再発見」「交通問題の緩和」を求め、意義ある緑豊かな道へと再生し、千年もの時空を超えて愛され続ける物語を通じて、また千年後の未来へと私たちの想いを継承されていくことを目指しています。

計画地概要

大津市にある石山寺は、瀬田川を眺望できる伽藍山に開けた花の寺として、また紫式部が源氏物語を起筆した地として有名です。その石山寺の表参道を「石山紫の道」とし、源氏物語をはじめ、平安時代や和歌などに由来した植物やモニュメントを配して紫式部の生きた証を後世に伝えます。またこの道が多くの出会いの場となり、参詣道として新たに蘇ることを願っています。

滋賀の素晴らしい景観を称える近江八景の中の一景に、石山寺の月見亭から眺める中秋の名月の美しさを賞賛した「石山秋月」が存在し、かの有名な歌川広重の浮世絵の題材にもなっています。その地において「石山紫の道」は南北に渡り、西の伽藍山、東に瀬田川が流れる風光明媚な場所に位置します。

石山寺とその縁〜ゆかり〜

石山寺の本堂と多宝塔は国宝に、東大門など多くの建造物は重要文化財に、また硅灰石は天然記念物に指定されています。秋月祭は、2000個もの灯火が幽玄な世界を醸し出します。紫式部は、仕えていた上東門院より村上天皇の皇女選子内親王のために物語の創作を命じられ、その制作を祈念する為に7日間石山寺に参籠しました。湖面に映える八月十五夜を眺めている内に物語の構想がまとまり、書き始めたものが「源氏物語」となったと伝えられています。絵は石山寺蔵の土佐光起筆「紫式部図」。源氏物語千年紀事業の一環で生まれた「おおつ光ルくん」は、光源氏がモデルのキャラクターです。

お問い合わせ

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特定非営利活動法人 石山名月の会
〒520-0861 滋賀県大津市石山寺3丁目2番28号 一般社団法人石山観光協会内
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